「もう5月なのに、くしゃみや鼻水が止まらない!」「花粉症の時期は終わったはずなのになぜ?」という方も多いと思います。

実は、スギとヒノキの花粉症の患者さんが全花粉症患者さんの約8割を占めますので、一般的には2月から5月上旬までが花粉症のピークの時期となりますが、花粉症自体は一年中発症する可能性があります。

夏の時期のイネ科秋から冬にかけてはブタクサやヨモギが花粉症の主な原因になっています。

5月に入ってからのくしゃみや鼻水などの症状は、おそらくイネ科の花粉症が原因になっている可能性が高いです。

そこで今回は、イネ科の花粉症の特徴と対策・治療法をまとめましたので、ぜひ参考にして下さい。

 

イネ科の花粉症の特徴!

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イネ科の花粉症の症状自体は、スギやヒノキの花粉症の症状と変わりません。

くしゃみ・鼻水・鼻詰りや目のかゆみといった一般的な花粉症の症状が主な症状になります。

時期的には、原因とされるイネ科の植物の種類やその年の飛散傾向、地域差などもありバラつきはありますが、おおむね5月から秋ごろにかけてがイネ科の花粉症のピーク時期になります。

イネ科の植物は、風媒花とよばれる風で花粉を飛ばして受粉するタイプですが、スギやヒノキよりも高さが低い分その飛散距離も短いため、花粉の飛散範囲も局所的になるのが特徴です。

午後からの気温が上昇する時間帯が、花粉の飛散も活発になる傾向があります。

また、イネ科の花粉症の原因とされる植物の主な生息場所は、河川敷や堤防、空き地や道端などで割りと生活圏に近い場所のケースも多いですから注意が必要です。

 

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イネ科花粉症の対策と治療法!

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<対策>

  • 花粉症の原因とされるイネ科植物には近づかない
  • もし近づく際にはマスクを着用する
  • 花粉を家に持ち込まない
  • 部屋の換気や洗濯物を干す場合は午前中に行う
  • 外出もなるべく午前中に済ます(学生や社会人の方は難しいとは思いますが・・・)

 

<治療法>

基本的には、今のところ完治させる治療法はありませんので、薬による症状の軽減が治療の中心になります。

病院で医師による診断・検査などを受けて、治療や薬の処方をしてもらうのがベストですが、忙しくて通院が難しい場合は市販薬の服用でも症状は治まるケースが多いです。

もし症状がひどくて、市販薬では症状の軽減が無理な場合は、早めに病院に行くことをおすすめします。

 

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5月のくしゃみ・鼻水はイネ科の花粉症!

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5月から秋にかけての時期は、イネ科の花粉症のピークですのでくしゃみや鼻水などの症状が出た場合は、まずは花粉症を疑ってみてください。

もちろん、花粉症が原因ではないケースも考えられますので、一番いいのは病院に行って医師による診断と検査を受診することが大切です。

 

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